HOME > 新技術情報 > レーザーデータを利用した3Dトレース
レーザーデータを利用した3Dトレース

TraceMasterMultiX Ver2.2Cで、レーザーデータをインポートし、背景にRGB付データを表示してトレースを行うと、 3D-DXF、3D-DMで出力することができる機能が追加され、地形の3Dトレースが可能になりました。

レーザーデータは数百万点にもなりますが、メモリ制御を工夫することによりインポートを可能にし、RGB値も取込みますので、 真上から見た地形がそのまま表示されます。

縁石やゼブラ、法面など後はMuliXの機能でトレースを行うだけです。



RGBも取込み、地形を真上から見ている状態になります。



色により、構造物、ゼブラなどが分かりますので、コマンドを選んでトレースします。


但し、レーザーのデータは、クリーニングを行っていないと草木なども入っており、3Dで地形をトレースしたい場合には、少々手間がかかるのが現状です。




オプションの自動コンターを使用し、等高線を計算させます。



3Dビューワーで確認すると、3Dになっていることがわかります。




台帳作成などで、交通量が多く、ゼブラなどを取得しにくい場合、上からトレースすることができます。

光波で高さ付でおさえてくるしか方法のなかった3D化が、新しい計測技術で行えるようになったことも事実で、 これからの地形図作成に新たな展望が見えてきました。
今後は、3Dで立体視しながらのトレース作業など、操作性を向上させていきたいと思っています。